• 心を軽くするマネーカウンセリング

     

    今朝のNHKで、耳にしたニュース。

     

    働きながら不妊治療をしている女性の、

    40%が働き方を変えざるを得ない状況になってしまったとのこと。

     

    5人に1人が退職、10人に1人が転職を経験しているそうです。

     

    実際に、私の知人でも働きながら不妊治療をしている方がいました。

    精神的・体力的にとても負担が大きいことは

    同じ職場にいる女性の立場からもよくわかりましたし、

    働くことに制限をかけざるを得ない状況になると、

    金銭的にも大きな影響があることでしょう。

     

     

    女性には、女性独自の、人生の大きな分岐点となるイベントがたくさんあります。

     

    私自身も結婚や出産・子育てが自分の生き方やキャリアに大きく影響することを経験しています。

     

    不妊治療についても、ニュースのインタビューでも触れられていたように、

    企業が、国が、社会が、これを支援してくれる状況になることが

    理想的ではあるかもしれません。

     

    でも、現実に目を向けると、まずはやはり自分自身をはじめ、

    家族や周囲の人とともに冷静に状況や可能性を分析して、

    最善を尽くすことが大切なのではないかと思います。

     

    不妊治療にかかるお金についてはまた別の機会に分析してみようと思いますが、

    今日は働き方を変えざるを得なくなった場合の

    「お金の影響」について考えてみたいと思います。

     

     

     

    キャリアの選択肢による収入への影響の違い

     

     

    不妊治療と一口にいっても、

    方法や方針は、年齢や状況によってそれぞれ異なりますし、

    働く環境や考え方などもひとそれぞれですので、

    「キャリアの選択肢」といっても本当に人それぞれだとは思いますが、

     

    あえていくつかのパターンに分けて考えてみます。

     

     

    前提:年収400万円の女性、35歳に不妊治療スタート。

     

    選択肢1:そのまま変わらず働く(タイミング法など、通院の負担が軽いもののみ)

    選択肢2:時短勤務が認められるが、年収が20%ダウン。

    選択肢3:時間の融通の利く派遣職員などへ転職。年収は100万円。

    選択肢4:退職

     

     

     

    単純な計算ですが、たとえば10年間で収入額を並べてみますと

     

    選択肢1:400万円×10万円=4000万円

    選択肢2:400万円×80%×10年=3200万円

    選択肢3:100万円×10年=1000万円

    選択肢4:ゼロ

     

    分かりやすく、グラフで比較してみますと

     

    どうでしょう?10年後、20年後に目を向けてみると、

    トータルの収入がこれだけ違うのはかなりインパクトがあるのではないかと思います。

     

     

    スタート前に情報収集をして、計画をたてましょう

     

     

    いざ不妊治療を始めるとなった場合、まず大切なのは、

    きちんと計画をたてることです。

     

    不妊治療もステップがありますし、ステップによって負担もまったく違います。

     

    変わらず働き続けるつもりで治療をスタートしたけれど、

    タイミング法などではうまくいかず、

    人工授精、対外受精、とステップをあげて・・となると、

    時間も、お金も、心と体への負担も、どんどん大きくなっていきますので、

     

    前述の選択肢も1のつもりが結局4になってしまう、ということが考えられます。

     

     

    ひとことで不妊治療といっても、色々と方法や考え方がありますので

     

    ・まずは情報を集める(なにも知らずにまず受診、ではなく、情報を集めてからにする)

    ・検査をしてみる

    ・信頼できる医療機関を探す(治療方針が時間にもお金にも大きく影響するからです)

    ・治療方法やかかるお金も把握しておく

    ・働き方を変える場合はその影響をきちんと考える

     

    などを考慮して、

    時間・キャリア・お金などについて事前に計画をたてておくことが、

    結果的に効率的な時間とお金を使うことにもつながります。

     

     

     

    不妊治療の成功は、ゴールよりもスタート地点

     

    不妊治療だけでみると、妊娠・出産がゴールということになりますが、

     

    子育てに関してはそこがスタートであることも考えておく必要があります。

     

    不妊治療で授かるのは圧倒的に高齢出産である場合が多く、

    子どもを育てるお金に加えて自身の老後も考えると、

    実は非常に不安なケースが多いのです。

     

    ライフプランを作成して

    人生をトータルでデザインしておくことが大切なのです。

     

     

    子どもひとり育てるのにいくらかかるか分かりますか?

     

    自分の老後は笑って暮らせる準備ができそうですか?

     

     

     

    不妊治療に関するお金

     

    思うところありまして、

    不妊治療に関するお金と関係するお悩みについては、

    定期的に記事に取り上げていこうと考えています。

     

    不妊医療の各ステージで実際にかかるお金の情報や、

    助成金や税額控除などといった負担を軽くする方法、

    そしてそこを含めたライフデザインへの影響を様々な角度で分析したり、

    ということも試みたいと思います。

     

     

    引き続きよろしくお願いいたします。